Cisco IOSバージョン表記(15系)

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CiscoルータのIOSは実に多数のフィーチャーセットが用意されています。これらの機能の違いを詳細に説明できることはおろか、どういったフィーチャーセットがあるのかすら全て言える人は言える人よりも少ないのではないでしょうか。

IOS 12.4までのフィーチャーセットを図にすると以下のような感じです。ただし、厳密には図示したもの以外にも存在しており下記は簡略化しています。

そのときにどんな要件があり、その要件を満たすためにどれを選べばいいのかCCOのツール(Feature Navigatorなど)を利用してどのバージョンのどのフィーチャーを利用すれば良いのか調べる必要がありましたが、これがIOS 15.0からは簡略化されました。IOS15.0系はCisco ISR G2シリーズより搭載されております。

簡略化されたといえど、4つのフィーチャーは存在していますが、数が減少したということになりますのでまぁ、結局のところどのフィーチャーがどの機能をサポートしているのか調べないといけないという点においては変わりありません。

デフォルトではIP BaseのIOSが搭載されています。上の4つのいずれかのみ選択できるというわけではなく例えばSecurity+Dataといった任意のものを組み合わせることも可能です。


■IOS Software Release 15

Cisco ISR G2より搭載され始めたIOS15.0ですが以下の特徴があります。

  1. 12.4Mおよび12.4Tの後継
  2. 12.4と同じくMとTがあり、Mがstable、Tがunstable
  3. フィーチャーセットは合計4つに簡略化


■バージョン表記

バージョン表記は以下のようになります。

()の中の数字は12系ではメンテナンス番号でしたが15系からはリリース番号を意味します。数字が大きいほど機能が新たに追加されているという意味になります。

また、Mの後ろの数字はリビルド番号であり、バグフィクスなどが行われた回数を示しておりこちらも数字が大きいほど安定性が期待できるということになります。

15系はMかTしかないわけですが、基本的には安定して動くと考えられるMリリースを選ぶことになるかと思います。

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