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無線LANの新規構築/リプレイスなどにおいて必ず実施するのがサイトサーベイです。

無線APを設置する際に建屋のどの位置に設置するか、最初は平面図などをもとに机上で決めていきます。机上で決めたあとに実際にAPを設置し、電波の到達 状況を把握するための確認作業が構築前サイトサーベイという作業になります。さらに構築が終わったあとに実施する構築後サイトサーベイを行い、合計2回の サイトサーベイを実施することが一般的ですが、構築後のみの場合もあります。


一般的にサイトサーベイ作業は普段からルータやスイッチなどを触っているエンジニアの方がされるケースはあまりなく、電源やラック周りのファシリティ関係 を担当している職人さんが実施するのが一般的となっておりますが、ネットワークエンジニアの方でも簡単に実施することは可能です。


電波を測定する際に測定する項目が以下の3つとなります。


項目
説明
信号レベル ( 単位:dBm ) クライアントが受信するAPからの電波の強さ。RSSIとも呼ばれる。高ければ高いほど良い。
ノイズレベル ( 単位:dBm ) 通信を行う際の干渉源となる電波の強さ。低ければ低いほど良い。
SNR ( 単位:dB ) 無線電波の品質を表す値。高ければ高いほど良い。
SNR = 信号レベル - ノイズレベル で計算される。


上記の記載通り、無線電波の品質を表す値はSNR ( Signal-to-Noise Ratio ) となり、特に明確なしきい値が設けられているわけではないのですが、個人的に快適な無線LAN通信を行う場合はSNRの値は30以上あ ることが望ましいと考えます。


上記の値を測定するソフトウェアが必要となるのですが、お金をかけずに無償のフリーソフトで計測できるツールが公開されています。私の場合は以下のNetwork Stumblerというソフトを使用して計測しています。


http://www.netstumbler.com/


当然ですが、このソフトを使用するには無線LANアダプタが装備されていることが前提となります。特にメーカー縛りなどの制約はありません。ソフトをダウンロードし、デフォルトのままインストールを実施し起動すると以下のような画面が表示され無線電波の表示が行われます。



赤枠で囲んでいるところにSignal ( 信号レベル ) やNoise ( ノイズレベル )が表示されています。Signal+やSNR+の右横に+がついているものについては計測を開始してからの最大値を表しています。


サイトサーベイを実施した後には何らかのレポートをユーザに提供しなければなりませんが、その際の書き方の一例として以下のようなものがあります。


   
  信号レベル  ノイズレベル  SNR 
測点1  -60  -100  40 
測点2 -50  -100  50 
測点3 -40  -100  60 
測点4 -60  -100  40 


また、以下の前提条件は記載しておいた ほうが良いでしょう。


○ 天井までの高さ
○ AP・アンテナの種類
○ APの送信電力、チャネル
○ APの周波数帯
○ NetSumblerを利用したPC情報


ただ、いかに綿密にサイトサーベイを実施したとしても、そのときそのときの状況に応じて電波状況が変化することは普通に有り得るのでひとつの目安程度に考えておいたほうが良いでしょう。





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